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外為用語抜粋して解説2

D/P(支払い)為替
荷為替手形の支払人である輸入者が、荷為替取立銀行にたいし、手形金を支払ったときに,手形担保の船積書類を引き渡されること。信用状なしに取り組む普通荷為替の送貨は、この支払渡しを原則とする。D/Pとは、手形金支払いに対する書類引渡しのこと。

IFO注文
IFO注文とは、IFD注文とOCO注文を組み合わせた注文方法。新規注文が成立したら有効になる、利益確定と損切りの決済注文を2つセットで出します。買いのタイミングを逃さないだけでなく、後に円安が進んだ場合にも、円高に進んだ場合にも、自動的に対処してくれます。IFO注文は、提供している業者としていない業者があるので、取引開始前に確認する事をお薦めします。

仲値決済
顧客為替のなかには、大きな金額でも仲値で取引することがある(仲値決済)。こうした為替は午前10時前に銀行に持ち込まれるが、売り買い両方あるので、銀行はそれらを相殺してネットポジションを算出し、そのネットポジションのカバー取引を普通は10時前に行なう。

ヘルシュタットリスク
74年、内外の銀行と多くのドル/マルク取引を行なっていた旧西独のヘルシュタット銀行が突然、倒産。多くの銀行がマルクをヘルシュタット銀行に支払った後で、対価のドルを受け取れないという事態に陥った。以後、こうした決済リスクをヘルシュタットリスクとも呼ぶ。

バリュー・アット・リスク(VaR)
特定の期間中の最大損失額を予測するVaRは、90年代に欧米の金融機関を中心に広まったリスク管理方法。BISでも市場リスクの管理方法として金融機関に採用を促した。現在では市場リスクの管理方法の主流といえ、最近では信用リスクの管理などにも適用されることがある。

ベースマネー
日本銀行が供給する通貨のこと。信用創造の元となる金融手段であり、具体的には市中に出回る現金と日銀の当座預金の合計額。日銀が供給するベースマネーが増えると、それを原資とする貸し出しが増えると考えられる。マネタリーベース、ハイパワードマネーともいう。

双子の赤字
80年代前半の米国は経営収支と財政収支の赤字が拡大した。当時のレーガン大統領は強いドルを標榜し、高金利政策をとって海外からの資本の流入を促進、赤字のファイナンスをしたが、ドル高が続いて米国の製造業者からの不満が拡大した。

ペトロカレンシーとオイルマネー
産油国の通貨はペトロカレンシーと呼ばれる。オイルマネーは産油国が石油を輸出して得た資金(原油取引はドル建てなのでドル)を指し、一般に大半のオイルマネーは米国やユーロダラー市場へ還流する。これがある程度の規模でほかの通貨に換わるとドル下落の要因になる。

成り行き注文
為替レートの動きをみて、すぐに買いたい、売りたいと思った場合の注文方法。

二重為替
輸入物品の為替を、公定相場と自由相場の2本建てにする制度。輸出や輸入の調整をはかる必要から行なうものである。
by u-kj | 2006-06-26 16:36 | 学ぶ
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